2014年6月25日水曜日

リンキンパーク、新作『The Hunting Party』がヘヴィなサウンドになった理由を明かす


2000年代を代表する世界的ロックバンド、リンキン・パーク(Linkin Park)。

6月14日に6枚目のアルバム『The Hunting Party(ハンティング・パーティ)』をリリースしました。1st、2ndアルバムでニューメタル、ラップメタル、3rdでロック、4thで実験的なサウンド、5thでエレクトロニック。アルバムごとにサウンドを変えてきたバンドが『狩猟集団』と名付けた新作で求めたサウンドは90年代のハードコア、パンク、スラッシュメタルでした。シンセ・エレクトロニック系やインディ系のソフトなサウンドが好まれる時代にあえてヘヴィなサウンドを鳴らす挑戦的なアルバムとなりました。

しかし、アルバムは全米チャート初週3位。1位を逃したのは全世界で2,500万枚という桁違いのセールスを記録した1stアルバム『Hybrid Theory(ハイブリッド・セオリー)』(2位)以来。初週のセールスは2012年にリリースした前作『Living Things』の半分の11万枚でした。それでも10万枚は超えています。

アークティック・モンキーズ(Arctic Monkeys)が最新作『AM』の収録曲「Arabella(アラベラ)」で70年代の初期ヘヴィメタルバンド、ブラック・サバス(Black Sabbath)の「War Pigs」のリフを使うなどロック界を牽引するバンドがヘヴィなサウンドを取り入れたアルバムをヒットさせた一方で、そのアクモンのヴォーカル、アレックス・ターナーがグラストンベリー・フェスティバルでのメタリカ(Metallica)のヘッドライナー起用について批判(メタリカのファンとは言っている)するなど、メインストリームのロックにおいてミドルテンポのハードロックは受け入れられても、スピード感あるヘヴィなサウンドはあまりウケないようです。

2014年6月21日土曜日

ジェシー・J、BBC Sound of 2011ウィナーが2作目の不調を語る


ジェシー・J(Jessie J)ことジェシカ・エレン・コーニッシュ(Jessica Ellen Cornish)はロンドン出身のR&B、ソウル、エレクトロポップ系シンガーソングライター。

BBCの2011年期待の新人ランキング(BBC Sound of 2011)で1位に選出。2011年2月に1stアルバム『Who You Are』をリリースすると全英チャート2位、全米チャート11位、全世界で250万枚を売り上げるヒットを記録する。しかし、2013年9月にリリースした2ndアルバム『Alive』は全英チャート3位を獲得したものの、国内売上が20万枚に留まりセールス面では前作をかなり下回る結果に。アリーナツアーのチケットも半分しか売れていません。数日前に3rdアルバムを完成させてリリースを待つのみとなったジェシーが2ndアルバムの不調について語っています。
1stアルバムは売れたけど、2ndアルバムはまだ売れてないね。いま2ndアルバムのツアーをしているけど、今日のライブでもみんな曲を気に入るはずよ。結果は出ていないけど、2ndアルバムはよく出来ていると思うの。1stアルバムのときみたいなセールスには届かないけど、自分のやっていることを信じなきゃね。
Jessie J Defends Flop Sophomore Album, Mistakenly Thinks It Went Platinum
http://popdust.com/2014/06/11/jessie-j-defends-flop-sophomore-album-mistakenly-thinks-went-platinum/
Jessie's Third Album Is DONE! Hear Our EXCLUSIVE Chat With The 'Wild' Star
http://www.capitalfm.com/artists/jessie-j/news/third-album/

2014年6月15日日曜日

リアーナ、ダンスミュージックへの接近【2010年~】


4thアルバムの暗くて陰鬱なサウンドから離れ、2010年の5thアルバムでユーロダンス(ユーロハウス)を取り入れると、以降アップテンポなダンスミュージックを志向するようになります。

5thアルバムが出される1年前の2009年にブラック・アイド・ピーズ(The Black Eyed Peas)がフランスのハウス系のDJデヴィッド・ゲッタ(David Guetta)をプロデューサーに迎えてつくったシングル「I Gotta Feeling」が全世界で1,500万枚という驚異的なセールスを記録したことで、ポップシーンにおけてエレクトロハウスが受け入れられ始めると、リアーナ、ケイティ・ペリーといったスターゲイトがプロデュースするアーティストによってシーン全体が変化しました。

リアーナ、アイドル路線からの脱却、DV事件【2007年~2009年】


2005年のデビューからの2作で”クイーン・オブ・ダンスホール”としてポップシーンに君臨したリアーナは、3rdアルバムでレゲエ、ダンスホールから離れ、サウンドを一転。パブリックイメージもティーンエイジャーらしいアイドル路線から大人のアーティストへ舵を切りました。

リアーナ、2005年に彗星のごとく現れた”クイーン・オブ・ダンスホール”【2005年~2006年】


カリブ海西インド諸島南部の人口わずか25万人の小さな島国バルバドスで生まれたロビン・リアーナ・フェンティ(Robyn Rihanna Fenty)は、15歳のときに、バカンスでこの島を訪れていたクリスティーナ・アギレラ、ケーリー・クラークソンなどを手掛けたニューヨークの人気プロデューサー、エヴァン・ロジャースと知人の紹介で出会い、本格的な音楽活動を始めるためにNYへ飛び立つ。デモテープを制作して、各レーベルに送った中で真っ先に反応したのが当時デフジャムのCEOに就任したばかりの人気ラッパー、Jay Z(ジェイ・Z)だった。リアーナの歌声に惚れ込み、即座に契約。

2014年6月11日水曜日

カサビアンのサージ、ネット時代に売れることの難しさを語る


今年でデビュー10周年を迎えるKasabian(カサビアン)。6月9日に新作『48:13』をリリースしたバンドのギタリストで中心メンバーのサージ・ピッツォーノがネット時代に売れることの難しさについてインタビューで語っています。
-いまの時代にバンドを結成していたら、ここまでの成功はあったと思う? 
いまは狂ってるよね。すごい難しいと思うよ。なんでほとんどのバンドが残ってないかってわかると思うけど、本当に厳しい時代だよ。 
前は15ポンドとかでCD買って、「クソじゃねーか!なんでこれを買ったんだよ」って思っても、時給の倍の金払ってるから、それでも聞かなきゃってなって、5,6回聞いてるうちに「あれ!?結構いいね」ってなったもんだけどね。 
いまはパソコンで30秒聞いただけでレビューして「クソだ。このアルバムは好きじゃない」って言うんだよね。それで20秒後にはネットで「クソ」ってみんなに言うんだ。酷い時代だよ。

2014年6月7日土曜日

ザ・フレイ、2000年代半ばのピアノロック流行後に残ったバンド


Augustana(オーガスターナ)が「Boston」でブレイクした2005年、同じくピアノロックバンドとして鮮烈なデビューを飾ったのがThe Fray(ザ・フレイ)。1stアルバム『How to Save a Life』に収録されたタイトルトラック「How to Save a Life」が米ドラマ「グレイズ・アナトミー」のテーマソングに起用されると、アルバムは全米200万枚を売り上げを記録。

2004年~2005年はピアノロックが流行った年でした。コールドプレイが2004年にリリースした3rdアルバム『X&Y』で初の全米チャート1位を獲得。同じくイギリスのSnow Patrol(スノー・パトロール)は2003年の3rdアルバム『Final Straw』がヒットすると、2006年にリリースした3rdアルバム『Eyes Open』で全英200万枚、全米100万枚を売り上げる。Keane(キーン)はBBC Sound of 2004で期待の新人1位に選出。アメリカではAugustana(オーガスターナ)、フレイがヒットしました。

2014年6月6日金曜日

オーガスタナ、新作『Life Imitating Life』を語る


Augustana(オーガスターナ)はカリフォルニアのピアノロックバンド。

2005年にリリースしたシングル「Boston」がヒット。その曲が収録された1stアルバム『All the Stars and Boulevards』は全世界で190万枚売り上げる。しかし商業的な成功は続かず、2011年にリリースした3rdアルバム『Augustana』を最後にメジャーレーベルのエピック・レコードとの契約が終了。ヴォーカルのダン・レイアスを残して他のメンバーが脱退してしまう。友好的な脱退だったという。唯一のメンバーとなったダン・レイアスでしたが、オーガスターナとして活動を続け、5月3日に3年ぶりの新作『Life Imitating Life』をリリースしました。

「人生は人生を模倣する」というアルバムタイトルは、19世紀イギリスの小説家オスカー・ワイルドの言葉「Life imitates Art far more than Art imitates Life(芸術が人生を模倣するよりも遥かに多く、人生は芸術を模倣する)」から来ています。哲学的すぎてよくわからないですが、芸術こそが真実ということなのでしょう。ダン・レイアスは、「そうじゃなくて、実際に起こったことが真実で、事実を受け入れないといけないんだ」と言いたいのかと思います。
もとに戻ったのか、それともちっとも先に進んでなかっただけなのか

2014年6月1日日曜日

BBC2014年新人ランキング上位4位をR&B、ソウル系アーティストが独占


BBCが毎年1月に発表する新人ランキングSound of...。170名の音楽関係者が来年メインストリームで活躍しそうなアーティストを3名ずつ選出し、得票数が多かった15組がロングリストとして12月に発表。翌月1月に上位5組がランキング形式で発表されます。

今年のSound of 2014では、Sam Smith(サム・スミス)、Ella Eyre(エラ・エア)、BANKS(バンクス)、Sampha(サンファ)がトップ5に入るなどR&B、ソウル系のアーティストの活躍が期待される結果となりました。2013年はシンセポップ、インディロック系の新人の活躍が目立ちましたが、2014年はR&Bの年となるのでしょうか。

新作アルバム【2014年6月】


6.2 Klaxons - Love Frequency
6.3 Clap Your Hands Say Yeah - Only Run
6.9 Kasabian - 48:13
6.10 Jack White - Lazaretto
6.14 Linkin Park - The Hunting Party