2014年5月29日木曜日

2005年ブレイクしたClap Your Hands Say Yeahは一発屋だったのか


Clap Your Hands Say Yeah(クラップ・ユア・ハンズ・セイ・ヤー)は2005年にデビューしたニューヨーク、ブルックリン出身の2人組インディ・ロックバンド。6月3日に4thアルバム『Only Run』のリリースを予定しています。

2000年代後半におけるインディロックの聖地ブルックリンで生まれたバンドは、当時一般的に普及し始めたミュージックブログで話題となり、2005年にレーベルに属さないまま自主制作で1stアルバム『Clap Your Hands Say Yeah』をリリースすると、各音楽メディアから高い評価を受け全米で10万枚以上を売り上げる。

彼らが自主制作ながら成功したことは、2007年のアーケイド・ファイアなどUSインディ勢の快進撃によるインディロックのメインストリーム化を予感させる出来事でした。

1stアルバムで成功したバンドでしたが、2作目以降は鳴かず飛ばず。2009年には活動休止を宣言。2011年に3rdアルバムをリリースして復活しましたが、翌年にキーボード、ギター、ベースが脱退。現在2人で活動しています。

2014年5月27日火曜日

BBC 2014年期待の新人1位、Sam Smith(サム・スミス)遂にデビュー


Sam Smith(サム・スミス)はイギリス出身のR&B、ソウル系のシンガーソングライター。
Disclosureの「Latch」でフィーチャリングして有名になると、英BBCの2014年新人ランキングSound of 2014で1位を獲得。5月26日に1stアルバム『In the Lonely Hour』をリリースしました。

12歳で音楽活動を始め、18歳のときにロンドンに拠点を移す。このとき既に自分でアルバムを制作していたが、それが公開されることはなかった。サム・スミスはインタビューで当時をこう振り返っています。
18歳のとき、自分のキャリアはいいものじゃなかったし、将来に対して悲観的だった。友達は大学に進んでいたけど、自分には何も起こってなかったからね。一生懸命だったよ。自分の若いときを無駄にしたくなかったんだ。人生の全てをかけてずっと歌手を目指すような人間にはなりたくなかったから。自分には他にも大切なものがあって、旅行とか恋愛もしたいし。だから当時は自分が失敗しているんじゃないかって不安だったんだ。

2014年5月25日日曜日

コールドプレイ、新作『Ghost Stories』で原点回帰


イギリスのロックバンド、コールドプレイが5月16日に6作目『Ghost Stories』をリリース。
アルバムのリードトラック「Magic」が公開された今年3月にヴォーカルのクリス・マーティンが離婚を発表。そのこともあり、本作は突然起きた悲しい出来事を経験した男が徐々に状況を受け入れるというコンセプトアルバムとなっています。

コールドプレイは2000年代後半からアンビエント・ミュージックの祖ブライアン・イーノをプロデューサーに起用してポップ路線に。2008年に4thアルバム『Viva la Vida(ヴィヴァ・ラ・ヴィダ)』、2011年に5thアルバム『Mylo Xyloto(マイロ・ザイロト)』をリリース。それぞれ全世界で1000万枚、800万枚売り上げる。ここ2作で音楽性を変えていたバンドでしたが、新作で原点回帰しています。

英音楽雑誌NMEではコールドプレイとU2が歩んできたバンドの歴史の類似性を絡めて評論しています。
http://www.nme.com/reviews/coldplay/15307

2014年5月18日日曜日

新作アルバム【2014年5月】


5.6 The Horrors - Luminous
5.13 The Pains of Being Pure at Heart - Days of Abandon
5.13 The Black Keys - Turn Blue
5.19 Coldplay - Ghost Stories
5.26 Sam Smith - In the Lonely Hour

2014年5月17日土曜日

新時代のメタル、ニュー・メタル


カート・コバーンの猟銃自殺によりグランジブームが終焉を迎えた1994年、ポップパンクとブリットポップがシーンを席巻することになったが、メタルシーンにおいても後のシーンを変えるきっかけをつくった一枚のアルバムがリリースされる。コーンの1stアルバム『Korn』である。ヘヴィ・メタルにヒップホップを組み合わせた独自のサウンドと退廃的で歪んだ世界観が強烈なインパクトを残し、ノン・プロモーションながら70万枚というセールスを記録。彼らが見せた音楽性はニュー・メタル(Nu Metal)と呼ばれ、90年代後半から2000年代前半にかけて花開くこととなる。

2014年5月13日火曜日

1994年、アメリカではポップパンクが流行


80年代前半、パンク・シーンは一気にハードコア化していったが、1986年にブラッグ・フラッグが解散し、翌年にはデッド・ケネディーズが解散してしまう。

パンク・シーンは全体的に行き詰まり感が出ていた1988年に彗星のごとく登場したのがバッド・レリジョンの3rdアルバム『Suffer』だった。メロディック・ハードコアと呼ばれる高速の2ビートに起伏あるメロディを乗せた激しいリフの楽曲は当時新鮮でとっつきやすかった。チャートにこそランクインしなかったものの、のちのパンク・シーンに与えた影響は大きかった。NOFXのヴォーカル、ファット・マイクは「このアルバムが全てを変えた」と語っている。

2014年5月11日日曜日

ブラー vs. オアシス、ブリットポップ戦争


イギリスでは80年代終わりから90年代初頭に盛り上がりを見せていたストーンローゼスやハッピーマンデーズを中心としたマッドチェスターと呼ばれるロックとダンスミュージックを組み合わせた音楽が落ち着きかけてくると、マイ・ブラッディ・ヴァレンタインのようなシューゲイザーが局所的なブームに。しかし大きなムーヴメントとなることはなく終息。

それらと入れ替わるようにイギリスのロックシーンに台頭したのが、アメリカ発のグランジと呼ばれる音楽だった。1991年のニルヴァーナの世界的なブレイクにより、アメリカのバンドがイギリスの音楽シーンを席捲。すると次第に音楽だけではなく、ファッション(長髪、ネルシャツ、破れたジーンズ)やライフスタイルに至るまで、イギリスのユースカルチャー全体がアメリカ産の文化に侵食され始めていた。そんな風潮の中、イギリスの一部の人々の間ではアメリカに対する反発心が徐々に高まっていく。